現場へ駆けつけ、救援と調査・要請
近年続発する豪雨などの災害対策は、ますます重要になっています。 日本共産党は、発生現場に直行し、みなさんと共同して救援活動に当たるとともに、被害を調査、拡大防止のための緊急対策、避難所の改善策等を行政に要請してきました。避難所での炊き出し、現場での土砂運びも含め、救援に全力を尽くしています。
安全、安心の防災対策実現へ
日本共産党は、災害現場の状況を踏まえ、避難所の改善、急傾斜地対策の抜本的強化、ワンストップ相談窓口の設置、民有地流入土砂の公費撤去、河川改修などを繰り返し求めてきました。こうした追及が力となり、安全・安心の対策が実現しています。主なものを紹介します。
防災がけ崩れ対策事業―25カ所の自然がけの崩壊防止工事
市の土砂災害警戒区域838カ所の対策工事は県事業ですが、年に2~3カ所程度の予算。全部終えるのに300年以上もかかります。
18年西日本豪雨で門司区で土砂崩れによる死者が出たことで、工事の必要性が改めて示され、共産党も予算枠拡大と工事の迅速化を求めてきました。西日本豪雨が激甚災害に指定され、25カ所の対策工事が実現しました。
豪雨災害から市民守る緊急河川対策事業
西日本豪雨で被害が発生した河川の改修や河川システムの強化が実現しました。
■ 河川改修…スタヌキ川・高瀬川( 門司)/新道寺川・母原川・東谷川(小倉南)/境川(戸畑)
■ 監視カメラ・水位計の設置…小熊野川(小倉北)/紫川・朽網川(小倉南)
■ 護岸の長寿命化…松竹川( 門司)/吉田川・石田川・蜷田川・東谷川・新道寺川(小倉南)/松崎川( 若松)/猪倉川(八幡東)/宿の内川・撥川(八幡西)
学校の危険なブロック塀の改修工事
18年の大阪北部地震で学校ブロック塀が倒壊し女児が死亡した事故は、全国の学校ブロック塀の危険性に目を向ける契機になりました。党独自の現地調査も力に質問も行い、20 年3月までに市立の167の学校で工事が完了。
紫川の河川改修が完了、治水の力に
大雨による氾濫が頻発していた紫川。川床に自生する草木や堆積土砂、東谷川との合流部などが要因でした。
共産党はくりかえし県に対策工事を求めましたが、県は「(増水源の)山水は市の管理」などと容易には動きませんでした。県・市との共同の対策を求める中で、両方が出席する住民説明会を、東谷川との合流地点で行いました。
そうしたとりくみの結果、「紫川水系河川整備計画」が策定されました。2010年から始まった対策工事は、■しゅんせつ、■草木の刈り取り、■川の合流地点の拡幅――などを行いました。
その結果、この数年、紫川流域では大きな氾濫は免れています。対策はまだ万全ではありませんが、引き続き改善にとりくみます。